おはようございます。
子どもを元気に、ママを笑顔にする鍼灸師おがわです。
昨日、学習塾のブログを眺めていたら
「公立高校の入試まで、あと100日」
とありました。
当院は小学生が多いですが、中学生や高校生もいらっしゃいます。
長引く体調不良で、高校受験前日や前の週に、
「なんとかして!」
とご来院いただいても、受験までに万全の体調にすることは厳しいです。
肩こりが辛い!寝違えた!
風邪を引いて早く治したい!
というのはまだ何とかなりますが…。
胃が痛い、よく頭痛になる、生理痛が辛い、朝起きられない…など、慢性的な不調を抱えている受験生の方は、お早めにご相談ください。
ただ、貴重な勉強時間ですので、来院しなくても、おうちでできる養生法をまとめておこうと思います。
・こまめにうがいをし、手洗いは流水で20秒以上洗い流しましょう。
・加湿器やマスクを利用して、鼻やのどの粘膜を乾燥させないようにしましょう。
風邪予防の鉄則です。冬はインフルエンザだけではなくいろいろな感染症が流行しますので、基本の予防対策は欠かさずに!!
・足腰は冷やさない。
足の裏に貼れるカイロなどもあります。靴下の重ね履きやレッグウォーマーなども活用しましょう。
頭を使っているとのぼせやすくなります。足が冷えると更にのぼせが悪化して、頭痛やめまいの原因ともなります。
足が冷えると、冷えた血液が体幹に戻って来るときに内臓を冷やします。生理痛や腹痛の原因ともなりますので要注意。
頭寒足熱を基本に!!
・勉強しながらのおやつはNG。
食べなければ集中できない…というのは困ります。
試験のときはおやつ食べられませんよね?
「脳の栄養はブドウ糖だから、糖分が不足すると脳が動かなくなる」という言い訳をよく聞くことがありますが、きちんとご飯を食べていれば大丈夫です。
むしろ、おやつの食べ過ぎにより高血糖状態になる方が問題。血糖値が上がればインスリンを出して血糖値を下げようと体が働きます。
急激な糖分の摂り過ぎは、血糖値の乱高下を招くので、かえって集中力が低下します。
しっかり3度の食事で米を食べて、エネルギーを蓄え、勉強中は体のエネルギーが消化活動に取られることなく集中できるようにしましょう。
人間は少し空腹なくらいが、感覚が研ぎ澄まされて集中力が上がります。
それでも、空腹に耐えられなくなったら、勉強しながらではなく、手を止めてしっかり休憩をとって消化に良いものを軽く食べましょう。
・23時~2時は熟睡できるように。
人間の体は23時~2時の間が1番修復されます。
糖分で脳に栄養を与えるよりも、疲労した脳をしっかり休めてあげることが学習内容の定着にも繋がります。
朝起きられない陽気不足の子は、この時間が1番元気だったりもしますが、だからと言ってこの時間に起きていると更に朝起きられない状態は悪化します。
体をあたためて、体が休みやすい状態を作ってあげましょう。
頭や目を使い過ぎて、頭が熱くなっている時はペパーミントなどのスッキリとしたにおいを嗅ぐのもおすすめです。
私も、国家試験に向けた勉強をしているとき、寝る直前まで集中し過ぎて眠れず、ペパーミントにベルガモットやラベンダーをブレンドして嗅いでいたことがあります。
寝不足で疲れていると、日中集中できず高率が悪くなります。
疲れがたまると風邪もひきやすくなります。
・塾から遅く帰ってきても、しっかり湯船に浸かって体を温めてから寝ましょう。
塾のおさらいをするときは、湯冷めしないように暖かくして、サッと済ませて寝ましょう。
・朝の時間を活用しましょう。
本当は朝起きやすい夏のうちにこの習慣を身につけておくのが1番よいのですが…。
朝早く起きるため、朝食の時間にはしっかりと胃腸を動かすことができます。
学校へ行っても、脳がしっかり起きているので1時間目からしっかり集中できます。
受験当日も、朝余裕をもって支度ができます。
ただ、冬は1番冷える時間帯ですので、しっかりと部屋をあたためて、暖かいものでも飲みながら勉強しましょう。
まだ余裕のある1,2年生は、3年生になってからこれらのことを気を付けながら受験勉強ができるように生活スタイルを馴らしておくと、楽ですよ!
中学時代をのんびり好きなように過ごして「行けるところへ行く」というのも選択肢の一つですが、将来やりたいことが選べる学力がある、選べる場所にいるって…いいな、って思いませんか?
我が家には受験生がいませんが、行きたい高校には全然SSが届かない娘が…( ̄ー ̄;
まぁ…あと2年はありますから、それまでに手が届けば…。
届かなかったら、手の届きそうなところに変更してもらうだけですが…( ̄ー ̄)
というわけで、受験の話は関係あるような内容な我が家です。

↑こんな状態を続けていると、学習内容が頭に入らないどころか、体を壊してしまいます。
そうなる前に生活スタイルを見直してみましょう。
50日前になったら…もう生活スタイルの見直しどころではないので、そのまま全力疾走してくださいm(_ _)m