アロマスプレーの作り方

アロマクラフトを楽しもうと思った時、1番作りやすいのがアロマスプレーではないかと思います。

基本さえ覚えてしまえば、いろいろと楽しめます。

 

そこでまず、アロマの基本から。

 

アロマオイルとは?

植物が持っている天然の芳香成分です。

・昆虫や鳥を引き寄せ受粉したり、種を運んでもらうフェロモン(?)のようなもの。

・種子の発芽や成長を促すホルモンのようなもの。

・虫や鳥に食べられないようにする毒のようなもの。

植物にとっての汗や血液であったり、老廃物であったり、ホルモンであったり…、いろいろな役割を果たしている成分をギュッと濃縮したものです。

正しく使えば、人間にもとても有用な薬理効果をもたらしてくれます。

間違った使い方をすると、かぶれたり喘息発作やてんかん発作を誘発する原因となることもあります。

 

以下のことに注意してください。

・原液を直接肌に塗らない。

・万が一付いた場合は流水でよく洗い流す。

・飲まない。

・点眼しない。

・アロマオイルは揮発性の成分なので引火する可能性があります。火の側で使う時は十分注意してください。

・子どもやペットの手の届かない所に保管してください。

・劣化しやすいので、高温多湿のところを避け、紫外線に当たらない所に保管してください。

 

アロマオイルは1%以下に希釈して

アロマオイルの瓶は1滴が0.05mlになるように作られています。

 

〇30mlのスプレーを作ろうと思ったら、

アロマオイルは30ml÷100=0.3ml 

つまり…0.3÷0.05=6滴

 

〇50ml作ろうと思ったら、

アロマオイルは50ml÷100=0.5ml 

つまり0.5÷0.05=10滴

 

の割合になるようにすればOK。

 

アロマオイルは脂溶性のため、水には溶けません。

エタノールやグリセリンなどには溶けますので、これらの基材に混ぜてから水を足します。

では、実際にアロマスプレーをつくってみましょう。

~用意するもの~

・無水エタノール(消毒用エタノールでもOK)

水に溶けないアロマオイルを溶かすために必要です。全体量の10%使用します。

アロマ用の基材を取り扱っているメーカーのエタノールですと、アルコール臭が少なくてアロマオイルの香りを邪魔しませんので、おすすめです。

 

・精製水

水道水は塩素があるためおすすめしません。

 

・お好みの精油

 

・遮光瓶

アロマオイルの成分によりプラスチックが溶けたり、紫外線によって成分が変質しやすいためです。

どうしても用意できない時は、長時間保存するのは避けましょう。

 

      

~30mlのスプレーを作ろうと思ったら~

エタノール3mlにお好みのアロマオイルを合計6滴混ぜる。

2、3種類の精油を組み合わせてブレンドしてもOK!

精製水27mlを加えてよく混ぜる。

  

~50mlのスプレーを作ろうと思ったら~

エタノール5mlにお好みのアロマオイルを合計10滴混ぜる。

2、3種類の精油を組み合わせてブレンドしてもOK!

精製水45mlを加えてよく混ぜる。

応用編

オレンジなどの柑橘系のアロマオイルを使えば、お掃除用スプレーに。

ペパーミントやハッカなどスッキリしたアロマオイルを使えば、トイレの消臭スプレーに。