中学、高校、大学受験に向けて、受験生のみなさんは必死に勉強していることと思います。
受験生くらいの年齢になると、小児はりというよりは、大人と同じく経絡治療となりますが、はりきゅうアロマのおがわ.は学生料金を設定しておりますので、今回は受験生へのアドバイスをしたいと思います。
女子学生さんには、女性鍼灸師の方がいろいろと相談しやすい、というのもあるかと思います。
もちろん、当サロンは女性専用というわけではありませんので、男子学生さんもOKです。
学校帰りに寄りたい、という学生さんは、多少時間が遅くなっても、お引き受けいたしますよ。
(うちの子どもたちが帰宅している時間はうるさいですが…)
鍼灸治療で、受験勉強疲れ(肩こり、腰痛、目の疲れ、頭痛…)などを癒すだけではなく、胃腸の働きをUPさせたり、風邪の予防にもなります。
疲れが解消されると、集中力だってUPしますよね。
ゆっくり身体を休めて頭の中をOFFにすることで、ごちゃごちゃになっていた頭の中がスッキリしますよ。
国家試験目指して猛勉強中だった私は、どうしていたかというと…。
胃痛に悩まされていました…(╥д╥`)
夜遅くまで勉強している→お菓子食べる→朝起きられない→朝ごはん入らない→胃が痛い→でもお腹すくから甘いものを食べちゃう→ガツガツ勉強する→夜遅くなる→お菓子食べる……エンドレス_(┐「ε¦)_~( ε:)0
私の場合はある程度歳もとって、腎も下降し始めたおばちゃんなので別にいいのですが(←よくありませんが!)まだ、成長段階にある学生さんが、この状態になるのは非常にまずいです。
成長途中ということは、どんどん腎を充実させていかなければならない年齢。
飲食物を消化している脾胃をしっかりと働かせて、身体に必要な気血津液、とくに血をたくさん作らなければなりません。
けれども、勉強で脳をたくさん使って考え事をすると、血はどんどん消耗されていきます。
脾が血の材料をどんどん作っても、どんどん消費され、足りなかったら腎からも補給して使っている状態になります。
おまけにストレスで、脾胃はどんどんいじめられている状態。
肝木は脾土を剋しますので…。
沢山食べて、たくさん消化吸収できる子は、充分に血が補われるため、体力の消耗も少ないのですが、もともと脾胃が弱い子には、受験勉強はかなりの負担となります。
しかし、自分の人生がかかっていますので、ここで、手を抜くわけにはいかないのですね。
大変です。
では、脾胃の弱い子はどうやって受験を乗り切るか?
朝ご飯を、野菜ジュースや野菜スープなどに代えてみましょう。
お粥もいいでしょう。
食べられないのに無理して食べるのは逆効果です。
夜は葉もの野菜をたくさん使った料理を。
葉もの野菜は消化にパワーを使わなくて済みます。
よく噛んで、きちんと消化ができる状態であれば、葉もの野菜やお豆腐からもたんぱく質や鉄分は吸収できます。
が、細かな栄養成分がどーのこーの言っていられる、のんきな状態ではないので、ビタミンが~、このミネラルは~、なんていうのはサクッと頭から省いてください。
いかに、食べたものを負担をかけずにきちんと吸収するか!←ここが大事
その点でいくと、動物性脂肪、動物性たんぱく質は負担が大きいです。
豚肉はまだいいのですが、牛肉!!
牛肉を消化するのはかなりパワーが必要です。
消化しきれなかったものは、身体の中で腐ってただのゴミになります。
ゴミが溜まれば、重だるくなります。
胃もたれを起こし、さらに働きをダウン出せます。
消化にエネルギーをたくさん使わなくて済む食事にしましょう。
体力をつけろとばかりに焼肉へ連れて行ってはいけません((((;゚Д゚)))))))
逆効果です。
好きだからと、唐揚げを山盛りにするのも、その後、胃腸の働きがダウンして、疲労回復が遅れます。
夜遅くまでチョコやクッキーをつまみながら勉強…。
勉強をしていると、ひじょ~~~に糖分が欲しくなります。
私、これをよくやっていたのですが、バターや乳製品、脂肪分、糖分を多く含むこれらのお菓子は、消化にパワーをとられるために、頭の働きがかえって鈍るのです…。
胃腸にも負担。
私の胃痛の原因はこれだったんですね~ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!!
早く教えてよ~(´Д`)
夜はあまり食べないでしっかり休むのが1番なのですが、受験シーズン真っ盛りの受験生は、小さいおにぎりや、野菜スープ、お味噌汁がいいですね。
身体も温まって、胃腸に負担をかけずにお腹が満たされます。
もう寝よう…と言う時は食べちゃダメですヨ。
貴重な睡眠の質が下がります。
まだまだ頑張るぞ!という時に。
最近、味の素のCMでやっているサラダと思ったらサラダじゃなかった、キャベツをたくさん入れたコンソメスープ。あんな感じのものがいいですね。
甘いものが食べたくなった時は、野菜ジュースで補うとけっこう乗り切れます。
受験生くらいの年齢になると、お灸も使えますね。
胃腸の働きをUPさせて、風邪の予防にもなるツボにお灸をしましょう。
気の巡りもよくしてくれるので、だるさをとるのにも最適です。
おススメのツボは、足三里と合谷。
軽く触って、凹みのきになるところに台座灸を毎日しましょう。
くれぐれも火の取り扱いにはご注意ください。
受験の不安や、勉強疲れから眠れないお子さんは、てのひらをよ~く揉みましょう。
手の少陰心経と、手の厥陰心包経の経絡が通っています。
こころ、精神的なものに作用する経絡です。
内関も、こころにも胃腸にもおススメのツボです。
台座灸をしても、優しく揉んであげてもいいですよ。
足が冷たいと、なかなか眠れません。
足浴をしてあげると、足が温まり、勉強やストレスで頭に昇った熱も下がって眠りやすくなります。
バケツにお湯をいれて、足を温めるのが面倒な時は、ドライヤ―を使って温めるとラクチンです。
がんばれ受験生!!
学生の方は、初診料2000円、治療費1500円です。
受験本番に身体を壊す前に、頼ってね!