養生訓:五味偏勝とは

江戸時代に書かれた貝原益軒の『養生訓』を読んで、日頃の養生に活かすシリーズ。

今回は、巻第三飲食上、九。

 

五味偏勝とは一つの味を多く食べ過ぎることを言う。

五味をそなえて、少しづつ食べれば病気をせず。

諸肉も諸菜も同じものを続けて食せば、滞って害あり。

 

「甘いもの」…お腹が張る

「塩辛いもの」…血がかわく

「苦いもの」…脾胃を損ねる

「酸っぱいもの」…気が縮まる

「辛いもの」…気がのぼり、減ってしまう

 

この五味を片寄って食べ過ぎると、よくありません。

少しづつバランスよく食べることが大切です。

 

同じ肉も、同じ野菜も、少しづつバランスよく食べないと、害があります。

 

好きだから。

体にいいと言われたから。

とは言っても、同じものばかり食べないで、いろいろなものをちょっとづつバランスよく腹八分目で食べましょう。

 


参考文献:

『図解 養生訓』斎藤 孝 著

『養生訓 (中公文庫) 』貝原 益軒 著 松田 道雄 訳


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