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その疲れ病気になるまで放って置きますか?

ご予約が混んでいない時は、やることがあります。

カルテ整理とか、帳簿付けとか、勉強会のおさらいとか…。

完全OFFが欲しいのですが、OFFにできない鍼灸師おがわです。

 

いろいろ整理していると、日頃の振り返りになります。

 

元気になって卒業していかれる方、引っ越して遠くへ行かれてしまった方もいらっしゃいますが、自分の健康管理と不調予防のために…とずーっと通い続けてくださる方もいらっしゃいます。

当院は開業当初から、ベッド1台でのんびり施術をしてる鍼灸院です。

そのため、不調の改善はもちろん、自分の体と向き合う時間を作る、という意味でもご利用いただいております。

 

「朝起きたら体が痛いのー!空いてる?」

とお申込みをされる方もいらっしゃいますし、

「じゃぁ、また来月お願いします」

と、定期的にご予約をされる方もいらっしゃいます。

 

施術時間も60分くらいで終わる方もいれば、90分かかる方もいらっしゃいます。

 

4,5本の鍼で十分な方もいれば、20本程使う方もいらっしゃいます。

 

お一人お一人の、お体の状態に合わせて施術しております。

 

当院は、「痛い」「辛い」を鍼灸で治療するのはもちろんなのですが、それよりも「未病治」に重点をおいております。

病気になる前に体調を整えて、自分のこころと体の状態をよく理解して、快適に生活できる状態を目指して欲しいと思っております。

そのため、美容はりやアロマトリートメントなどのメニューもあるのです。

その疲れや不調、

病気になるまで待ちますか?

病気になるまで待ちたくはありませんよね。

それでも休めない、改善しない…いろいろと事情があるかと思います。

 

古代中国で書かれた医学書『黄帝内経素問 四気調神大論篇 第二』には

 是故聖人不治已病治未病、
 不治已乱治未乱、此之謂也。
 夫病已成而後薬之、
 乱已成而後治之、
 譬猶渇而穿井、
 闘而鋳錐、不亦晩乎。

是の故に聖人は已病を治さずして未病を治す、已乱を治さずして未乱を治すとは、此れをこれ謂うなり。

夫れ病已に成りて後にこれを薬し、乱已に成りて後にこれを治するは、譬うれば猶(なお)渇して井を穿ち、闘して錐を鋳(い)るがごとし、亦た晩(おそ)からずや。

 

と、あります。

 

道理をわきまえている賢い人は、病気になってしまってから治療をするのではなく、まだ病にならないうちに予防します。

それは国を治めるのと同じように、騒乱が起こってしまってから、これを治める方法を考えるのではなく、騒乱の発生する前に、未然にこれを防ぐことと同じです。

仮に病気がすでに発生してしまってから治療したり、戦乱がすでに起こってしまってから鎮めようとするのは、口が渇いてからやっと井戸を掘ることを思いつき、戦争になってからやっと武器を作ることを考えるのと同じで、それではあまりにも遅すぎるのではないでしょうか。

 

という意味になります。

大昔の賢い人は、病気になる前に病気にならないように予防していました。

 

また『難経』の七十七難には、

平凡な医者は病気を賢明に治そうとするが、名医は病気になる前に手を打って症状が出ないようにする、という内容が書かれています。

 

東洋医学には、いかに病気にならないで、100歳までピンピン現役で活躍できる体を保つか、というノウハウが残されています。

そのノウハウを活用して、快適な毎日を過ごしませんか? 

 

 

 

 

 

痛くなったら、辛くなったら「神の手」でズバッと治してもらえばいいや~的な流れにのまれそうだったので、自分に向けて書いてみました。

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