Q:眠っているのに目が開いています…

夜、お子さまの寝顔を見ると…

 

目が開いている!

起きちゃったのかしら?

いや、熟睡している…。

 

なんてことはありませんか?

 

うちの娘が赤ちゃんの頃、よくありました。

 

びっくりしますが、これは病気でもなんでもありません。

 

「イライラちゃん」と呼んでいる肝タイプのお子さんによくみられます。

普段、好奇心旺盛で、行動力があるお子さんではありませんか?

コメカミや眼球の白目の部分が青味がかっていて、眉間や額の皮膚がピーンと張った表情をしていることが多いです。

 

イライラ、キーキー言い出すのが体調不良の合図。

のびのび体を動かしてリラックスさせてあげましょう。

 

少し大きくなってくると、大きな声で寝言を言い始める子もいます。

日中の過度な刺激を、頭の中で情報処理しているのでしょう。

時々夢遊病のように起き上がる子もいます。

次の日、どうしたのか尋ねると覚えていないんですよね。(私も子どもの頃、ありました。笑)

 

こういうタイプのお子さまは、テレビやゲームの見すぎで様々な不調を起こしやすくなります。

必要以上に頑張り過ぎるので、ストレスが溜まっていることも。

夜は早めにしっかり眠らせましょう。

…とは言っても、体力のある子が多いです。なかなか寝てくれません。

だからと言って放っておくと、さらに寝ない、そして不調になるという悪循環を繰り返しますので、夜は過度な刺激を控えてリラックスする方法を見つけましょうね。

そんな時は、小児はりや、小児はりを応用したスキンタッチ法が効果的です。

 

目を開けて寝るのは病気ではなく、そのお子さんの持って生まれた体質のサインとお考えください。

寝ている時は、筋肉もリラックスして、まぶたを上げる眼瞼挙筋という筋肉も緩むのですが、肝タイプのお子さんは、この筋肉の緊張がとれなくて、まぶたが上がっているだけです。

 

目が乾燥するなどの症状がなければ気にする必要はありません。

寝る前に眉毛のあたりをスプーンで優しくなでる、側頭部を歯ブラシで軽くトントンしてあげてもいいでしょう。

 

 

目を開けて寝ていたうちの娘、今はちゃんと閉じて寝ています(笑)

時々、大きな声で寝言を言っていますけどね。