Q:子どもを寝かしつける時はよく眠れるのですが…

「子どもを寝かしつけていると一緒に寝てしまいます」

「子どもと一緒だと眠れるのに、一人だと寝付けません」

「子どもに先に寝られてしまうと、眠れなくて…」

 

「夜、眠れてますか?何時に寝ますか?」

というご質問をさせていただくと、小さなお子さんをお持ちのお母さんたちから、このような答えが返ってくることが多いです。

 

「昔はなかなか眠れなかったのに、子どもを産んでから寝られるようになりました」

とおっしゃる方もいます。

よくよく考えてみれば、私も出産後は寝付きのよくなったママの一人です(笑)

 

 

施術中にもお話させていただいておりますが、「何時間寝た」よりも、「何時から何時まで寝た」の方が重要です!

 

「夜中の2時に寝て、昼の10時に起きています。8時間も寝ているからバッチリ!!」

と、いうのは学生さんに多いかな…(笑)

「夜眠れなくて2時3時に寝ます」

「12時頃寝て、6時頃に起きます」

という答えも多いですね。

お仕事で忙しかったり、それぞれご家庭の事情もあり、わかっていても眠れない方もいらっしゃいますね。

 

でも、何かしらの不調をお持ちの方は22時までにはお布団の中に入って欲しいな~(>_<)と思う、小川なのです…。

小学校に上がる前のお子さまは20時、小学生のお子様は21時ですよ!!!!

 

 

では、なぜ、お子さまを寝かしつけるとよく眠れるのでしょうか?

 

私は、そこにオキシトシンが関係しているのではないかと考えています。

「愛着ホルモン」「幸福ホルモン」とも言われ、以前テレビで、ハグするとオキシトシンが増える、なんて実験をしていた番組もありましたが(笑)

 

このオキシトシンは、陣痛を起こしたり、乳汁を排出させたりするホルモンです。

つまり女性が出産、授乳のときに大量に分泌されるホルモンなのです。

オキシトシンは平滑筋の働きを活発にします。

平滑筋は内臓の筋肉です。つまり副交感神経の働きと同じです。

副交感神経はリラックスして体を休ませたり、修復するときに働く神経ですね。

寝る時も交感神経が落ち着いて、副交感神経が優位になることで眠りにつけます。

 

 

ただ、現代人はストレス過多や刺激の多い生活で交感神経を刺激してばかりいるので、副交感神経の働きが低下しやすくなっています。

または、交感神経が過剰に働き過ぎたために、反動で就寝中や休日に副交感神経が過剰になり過ぎて、無気力になったり、アレルギー症状や頭痛に悩まされる方もいます。

高ぶった神経を程よく落ち着かせる必要があるのです。

 

 

そこで添い寝して、お子さまと心地よくスキンシップをするとオキシトシンが分泌され、副交感神経が働いて交感神経が鎮まり、眠ることができるのではないかと思います。

 

夜眠れないから、一人で寝たい!

というのは、よく聞きますが…、意外にも一緒に寝ていることが自律神経のバランスを整え、寝つきをよくしてくれているのかもしれません。

 

「夜眠れなくて…」とお悩みのお母さん。

次の日にできる仕事、休日にまとめて片付けられることは後回しにして、お子さまとさっさと寝てしまいましょう。

人間の身体は夜行性ではありません。

23時~2時の間に身体が修復するようにできています。

 

夜にきちんと寝ないでいると、心身はボロボロになってきます。

いつまでも、きれいで優しい笑顔のママでいるために、日中頑張り過ぎて交感神経が緊張しっぱなしだった時は、お子さんと一緒に寝てしまいましょう。

見てるだけで副交感スイッチONになりそうな我が子の寝姿…( ̄▽ ̄)~♡←親バカです。